『子供のお仕事塾』2016 ポスター&チラシ
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    昨年に引き続き、今年も

     

    『子供のお仕事塾』

     

    子供のお仕事体験企画ですよ〜。

     

    ポスターとフライヤーを作らせていただきました。

     

    1泊、泊まりで体験できる貴重な企画。

     

    今年は、宇宙のお仕事に携わる先生がお二組も。

     

    そんなわけで、

     

     

     

    メインのイラストはこんな感じで。

     

    こんなデザインに仕上がりました。

    ↓↓↓↓↓

     

     

    親子代々遊べる、遊んできた

     

     ‘あれ’ を、作っているおもちゃメーカー  からも、先生が。

     

    今回は、お料理のプロまでも!

    発酵食品のことを中心に研究されているお料理の先生らしいぞ。

    これは私が参加したいわ〜〜〜。

     

     

    今年も応募がた〜くさんきていて、抽選だそう。

    巨大建築物を参加した子どもたちだけが、いち早く見学できる企画は去年に引き続き今年もありますね。

     

    参加した子どもたち、いろんなこと、発見できるといいな。

     

    こういう、心のこもった企画は、

    宇宙の未来をつくっていくとおもうなあ〜〜〜。

     

    ほんとにそういう思いでデザインイラストやらせてもらってますっっっ。

     

    主催:東京都教育委員会、BumBスポーツ文化館

    詳しくは→ http://www.ys-tokyobay.co.jp/social/index.html#skillup

     

    デザイン:梅村昇史

    イラスト&コピーライト:渡辺千春

     

     

     

     

    | panpro works | 11:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
    チャイルドファースト考察vol.1 リーゼントのおじさん
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      チャイルドファーストってなに?

       

      チャイルドファーストPROJECTという団体があります。ここではこども虐待の問題に変化を起こすために様々な取り組みをしています。こちらの団体のためにイラスト&エッセイを描くことになりました。平行して私のブログでもアップしていきますので、是非ご覧いただけたらと思います。

      私も子育て中の母親。子育てのまっただ中、さまざま遭遇したエピソードを紹介しながら、“チャイルドファースト”とは何か、について、みなさんといっしょにに考えていきたいと思っています。よろしくおねがいします!

       

      東京都内地下鉄での出来事、息子と電車に乗るといろんなこと考えさせられます。いろんなことにも遭遇します。

       

       

       

       

      電車、特に車窓に変化のない地下鉄に乗ったとき、席が空いていないとウチの息子、その場でしゃがんでしまいます。

       

       

       

      立って、私にたしなめられてしゃがんで、を繰り返す息子と私の顔を怪訝そうにずっと交互に見ているこの女性のことがあったので、この日もてっきり、

       

       

       

      まあ、服装なんてどうでもいいようなことですが、企業のサラリーマンではない、独特の雰囲気のおじさん。

       

       

       

       

       

      なんと、私のために座っていた大学生風男子に↑こんな感じでアプローチ。

      ほんとに一瞬ですが、上司と部下?と思いましたが、全くアカの他人です。

      上司が新入社員に指示出しするときの口調のような、大学の体育会運動部の先輩が後輩に話しかけるような、そんなきっぱりはっきりとした口調でした笑。

       

       

       

      なんか、ねぎらってくれてるよー。

       

      「あなたの大変さ、よくわかっているよ。」

       

      っていう同調ってすごく気持ちが軽くなる。

       

       

       

       

       

       

      このおじさんと男児子育てあるあるでも語り合いたい…

       

       

       

      ワタシ的には、チャイルドファーストなスピリッツおじさんと思うぞ。

       

      ★チャイルドファーストPROJECTに寄せて。

      イラスト&エッセイ:渡辺千春

       

       

       

      | チャイルドファースト | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
      “ミニミニ絵本作り”ワークショップatののにわ夏のミニミニフェスタ2016.7.24
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        ののにわ☆こどもスペース夏のミニミニフェスタにて、ミニ絵本作りのワークショップを行ないました。お題は「夏休みに一回だけ魔法が使えるとしたら」。

         

        この“ミニえほんづくり”ワークショップ、2011年からやりはじめて、年1〜2回、コンスタントにやっていますが、自分で言うのもなんですけれど、これ本当にいいワークショップなんですよ〜!やっている作業、華やかさはなく地味なんですが、こどもたちがそれぞれ、いろんなこと考えて作っていて、毎回心がじんわりあったまります温泉

         

        ののにわこどもスペースさんは、ふだんはこどもの箱庭療法をベースに、こどもたちの憩いの場として地元の子どもたちを中心に愛されている広場です。

         

        nononiwa

         

        こちらで、指示したわけじゃあありませんが、ちゃんとオビもつけて広告文まで書いている作品もありますよ。

         

        nononiwa

         

        nononiwa

         

        nononiwa

        自由に取り組むこどもたち。

         

        nononiwa

         

        みんなの作品、ひとつひとつ、のんびりみていきます。

         

        nononiwa

         

        nononiwa

         

        2時間のあいだに、お話を考えて、絵を描いて、さらには装丁デザインもして本にするというかなりな大仕事。アプローチのしかたは様々ですが、ナイス・アイ デア炸裂の、とても完成度の高い本が出来上がりました。本職の大人でもこんな事は出来ませんよ。今日はこちらもいろいろと勉強になりました。
        参加してくれたみなさん、ありがとうございました。

        ののにわ☆こどもスペース

        http://ameblo.jp/hakoniwa-michiko/entry-12183827808.html

        | まめ本教室やワークショップ | 13:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
        こどもミュージック連載 第3回
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          息子が生まれた翌年の2011年の1年間に書いていた連載仕事。へるす出版刊行の『小児看護』に掲載。読者は主に看護士、医者、またそれを目指している人などなど。小児科の専門書でもありますので、この連載も子どもベクトルで音楽について考えてみるという主旨です。


           

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          こどもミュージック 第
          3回
          「6ヶ月めの電子音楽」


          昨年の8月に生まれたわが子は現在5か月め。今書いているこの文章がこの本に掲載される頃には、6か月めを迎えているでしょう。首は座ったけれど、まだ寝返りはしきれずのゴロゴロ時代。そしていよいよ離乳食がはじまろうとするところ。人生6か月めの新しいステップに向けて、大いにゴロゴロ成長中のわが息子。12か月め、18か月めにはどんな成長振りなんだろうかと、父親としては、これまた大いに模索中であります。

           そんな半年後の子どもの姿に思いを馳せつつ、今回紹介するのは、音楽家にして電子楽器の発明家レイモンド・スコットの『赤ちゃんのための電子音楽』です。1963年に発表されたこの作品(原題は"soothing sounds for babys")は3枚からなるレコードで、誕生から6か月までのvol.1、6か月から12か月のvol.2、12か月から18か月のvol.3と、赤ちゃんの成長を半年ごとの時期で区切って構成されています。スコット氏の作品としてはおそらく現在最も有名なものです。

           レイモンド・スコットは1908年のアメリカ生まれ。ジャズミュージシャンとして活動し、30年代以降はラジオやテレビの番組やCM用の音楽を手掛け始めます。当時の彼の作品の特徴は、リズムは早く軽く、メロディーは愛らしくもねじれ、それらを精巧なおもちゃの様に奏でるというもの。そんなセンスを買われて、40年代にはカートゥーンのための音楽として多くの曲が採用されるようになります。もともと黎明期の電子音楽に傾倒しており、その実験とスタジオ設立のためにワーナーブラザーズに自曲の権利を売却したと言われています。

           "soothing sounds for babys"。直訳すると『赤ちゃんの為の心安らぐ音』。作品は一聴して「古さ」を感じさせる無垢な電子音で、その反復を聴いているうちに頭から雑念が取り払われるような感覚になります。音色はチャーミングかつファンタジックで、何か幸福な「未来感」を感じさせてくれます。そこはかとない「地味&滋味」を感じさせる音なのですが、この音を奏でているのは、合計10万ドル以上に及ぶ膨大な量の部品を、ひと部屋サイズに組み上げた、実に大掛かりな工場のような電子装置なのです。現代のデジタルでコンパクトなシステムを用いれば、1000分の1の予算とスペースと時間で、このレコードよりもはるかに複雑なことができるでしょう。でも50年前に極めてハンドメイドな環境で作られたこの音楽、エレクトリックだけど素晴らしくオーガニックであり、その豊かな響きとアナログの心地よい揺らぎは、デジタルな世界からは得る事の出来ない、聴く贅沢があると言い切ってしまいましょう。

           この3枚のレコード、いったいどのような理論に基づいて3つの時期を作り分けているのか。うーん、それはいまいちよくわかりません。しかし、全体を通してとても素朴で淡々としていて、成長に合わせてゆるやかに複雑さが加わっていく構成に、赤ちゃんを思うあたたかい眼差しを感じることができます。何と言うか、お母さんが手間ひまかけて作った離乳食のおかゆのような、そんな味わいの電子音楽なのです。

           この音楽、敬意を表して、これから「エレクトリック・オーガニック・リニューショック・ミュージック」と呼ぶことに決めました。


           



           
          | UMDK梅デ研 | 16:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
          LOVE,PEACE,HAPPINESS
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            usagi
            illistlation:chiharu watanabe
            | chiharu | 16:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
            遊び場ビバビバ Viva! Art!! 2016年3月
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              毎月第2土曜日のお楽しみ。「子どもたちが自由に芸術家ごっこをしてくれたら、これってとても純度の高いアートなんじゃないの」的アートプログラム「遊び場ビバビバ Viva! Art!!」。例によってワークショップというよりこれはただの遊び的に開催。3月12日、都立木場公園、木場プレイパークにて。





              今月は江東区子育て支援センター”みずべ“さんがサポートにはいってくださり、比較的ノビノビやらせていただきました。ピンク色の絵の具も提供していただき(基本的に普段はアカ、キ、アオの3色でやりこなしてます)、結果いつもより絵が明るくてビビッドなムードになりました。作品も季節も春に移行中であります。


























              次回は4月9日に開催しますビバビバ。







               
              | まめ本教室やワークショップ | 03:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
              “かかりつけ医探しの行脚”『子育て楽珍記』イラスト&エッセイ
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                小さいお子さんのいるおかあさん、おとうさんは
                子どもの薬について、どう考えているのでしょうか?

                臨牀看護(2012年刊行、へるす出版・
                休刊とともに連載終了)という医療業界雑誌にまる2年間連載していました。出産から2年間、私の育児日記のようなものとなり、愛着があります。
                ここでご紹介する連載テーマは、


                “かかりつけ医探しの行脚”

                イラストの軸になっているのは、「
                」のことです。更に言うと、抗ヒスタミン薬のことです。
                生後9カ月くらいのとき、帰省中に発熱した息子を診てもらったクリニックの医師の言葉にかなり翻弄されてしまいました。


                「ボクはこういう小さい子に、こういう薬はださない」

                うちの息子は、7カ月から保育園に通っていたせいか、2歳くらいまではいろんな菌やらなにやらをもらってきてかなりひんぱんに病院に通っていました。



                rakchin

                ↑全体にはこんな感じの誌面にまとめています。

                ★実家帰省中に息子発熱(9カ月)。当時認可外保育所でパート勤めしていた母が評判を聞きつけて来て、ここSクリニックに連れて行きました。

                rakchin

                たまたまかかった軍隊風小児専門クリニック。
                院長S医師がそれまで処方されてきた薬の内容をチェックすると、おもむろに用意していた図表を提示して、処方された薬の中に抗ヒスタミン薬があり、それは子どもの脳に悪影響を及ぼす…というような説明をされ、



                rakchin


                もんのすごい衝撃  うけたのを憶えています。。。
                待ち合いには、院長のいろんな、いわゆる“うんちくプリント”がたくさんありました。
                子どもに解熱剤を(希望されない限りは)処方しないのはなぜかなどなど。このプリントはなんとなく今でもとってあります。小児医療に熱い人。

                現在、息子は5歳。そして、私の子育ての人間関係も広がって、『自然療法』に取り組んでいるお母さんたちにも出会い、病院自体に滅多にかからない子たちもたくさんいることを知りました。しかしなにしろ、初めての子育て、まわりに育児している友もあんまりいなかったので知識も狭く、とにかく、ちょっとハナミズでているだけでも速攻病院へ連れてってました。


                このSクリニックの一件以来、小児科、耳鼻科の病院にかかるたび、医師に同じ質問をして見解を仰ぎました。
                かかりつけ医探しで、ひとつの指標として。


                『抗ヒスタミン薬をこんな小さい子どもに使って大丈夫なのか?

                なにしろ

                “脳”

                ですよ。自分のせいで息子が、なんかどーにかなっちゃったら(具体的にはなにがどーにかなのかは自分でもわからないが)どうしよーっっっ。
                まあたしかに、言われなくても、産まれてすぐから、薬ばっかりのませちゃあマズいんじゃないか…とかは思いながら飲ませたりもしていたし。。。


                ★やさしいN医師は…



                rakchin


                「私たち小児科医は経験上問題がないことを知っている」とな。

                ふむふむ、次へ行ってみよう。


                ★産まれた当初は、コチラのYクリニックと前出のNクリニックをその時々によって
                使い分けてました。


                rakchin


                「脳内移行のことでしょ。それがなに?!ってことよ」という見解。ふ〜む、そーか。


                ↑コチラのYクリニックは、保育園ママ達に聞いても、サイトでも評判がよく、かかりつけにしている人は多い。しかしここの女性の先生の厳しい感じが私にはどうも合わない。狭い診察室内で、先生の厳しさに呼応するかたちではたらくナース達の緊張感までもキュウキュウと伝わってくる感じがある。この厳しさ、頼りがいがあるとするママたちの気持ちもよくわかるが、自分はコワくてあわなかったなあ。


                ★さいご登場  MクリニックM医師。尊敬していた人。


                rakchin

                「脳内に移行して、何がおこるか、それは人によっては眠くなることくらい。。。」少しユーモア交えてこんなことおっしゃいました。

                な〜〜〜る、ホド。

                ここは、区内外から診察に来る親子もたくさんいる有名なクリニックでした。
                今は、ほとんど病気しない息子も2歳くらいまでは、ぜんそくを疑われる症状が出たり、ロタ ウィルスになったり、おちんちんの出口がせまかったりと、せっせせっせと病院に行く毎日でありました(まいにちじゃないけど)。
                10カ月健診から2歳5カ月まで、家からはだいぶ遠い、そして、予約もとるのがたいへんだったこのMクリニックをかかりつけとしていました。
                どうも、このM医師のやり方にホレてしまっていたんですね。
                まちの小児科が普通やらない治療をしていました。
                ぜんそく、ロタ、おちんちん、
                おちんちんと抗ヒスタミン薬のことはいろんな医師にかかるたび、一斉健診であたった医師も含め同じ質問を繰り返しましたが、M医師の答えとおちんちんの処置には理解とナットクがありましたので、ホレとりました。(せんせいにホレとったんじゃないよ笑)

                H25年にM先生が急逝されたことを半年くらい経ってから知りました。息子は2歳を過ぎたあたりからあまり病気もしなくなっていたので、お亡くなりになったこともわからなかったのです。実をいうと知ったときは号泣しました。合掌。

                私の知る限り、Sクリニック以外の病院では抗ヒスタミン薬について、否定的なクリニックはありませんでした。
                どこでも出ますよね。
                そんなこんな、いろいろありましたが、息子が5歳になった現在も、迷いながらも薬は処方されれば抗ヒスタミン薬も飲ませるし、ステロイドも使っています。。。私なりには考えて。

                以下は、この連載の本文です。


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                かかりつけ医探しの行脚
                 さーてさて、ハルタのかかりつけ医をどこにするか。予防接種や健診も利用して、まずは近場から攻めていき、数件の小児科を練り歩きました。いやぁ、先生たち、それぞれなかなか個性的で、どこに通うかは良し悪しの評価というよりは、“なんとなくの相性”かな〜と思う。結果、現在は家からは少し遠い小児科専門のクリニックをかかりつけ医としていますが、この先生とはコミュニケーションしやすいなぁ、という感覚があり、病状の説明や対処を落ち着いて聞ける感じがあります。不活化ポリオが国で認められる前、インターネットで摂取できる病院を探していた時、同じ区内で行き当たったのがそのクリニックだったのがきっかけでした。

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                ↓タイトル横、毎月毎号のオマケのカットイラスト2歳前後の思い出、懐かしい

                rakchin

                イラスト&本文:渡辺千春


























                 
                | chiharu | 18:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
                こどもミュージック連載 第2回
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                   息子が生まれた翌年の2011年の1年間に書いていた連載仕事。へるす出版刊行の『小児看護』に掲載。読者は主に看護士、医者、またそれを目指している人などなど。小児科の専門書でもありますので、この連載も子どもベクトルで音楽について考えてみるという主旨です。



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                  こどもミュージック第2回「ディズニーをぶっとばせ!ボヨヨヨ〜ン」

                   今回もディズニーに続いて米国アニメ映画の音楽のお話を。かなり古い話になりますが、ひとつおつき合いのほどをよろしくお願いします。
                   アニメと言うよりはカートゥーンと言ったほうがしっくりとくるこのジャンル。日本語に訳すと「短編漫画映画」でしょうか。もともとは映画館で本編の前に、オマケ的、時間調整的に上映されていたものです。なので当時のワーナーブラザーズやMGMといった大手映画会社には、漫画映画の制作部門がありました。ワーナーがアニメを作りだしたのは1929年で、これは前回紹介したディズニーの「蒸気船ウィリー」におけるミッキーマウスのデビューの翌年になります。つまりは1930年代以降にカートゥーン時代がやって来たといえます。ディズニー生まれじゃない有名なキャラクターというと、トムとジェリー、バックス・バニー、ダフィーダック、ドルーピーあたりでしょうか。2011年の今、みんなミッキーほどは有名じゃないかもしれませんが、それぞれ20世紀のスターではありますね。
                   彼らは共通して、ディズニーのキャラクターよりも幾分気難しく、過激な性格を持ち、ディズニー作品よりも派手で下品なコメディーを演じます。このカートゥーン的なイメージを作り上げた、代表的な作家がテックス・アヴェリーという演出家で、バックス・バニーやドルーピーの生みの親的人物でもあります。彼の手にかかるとキャラクターたちは、画面の中で、自分を含めたあらゆるものを叩きつぶし、ブッ飛ばし、チョン切り、目玉はボヨヨーンと飛び出し、歯は抜け、体をバラバラにしながら、過剰なドタバタを繰り広げさせられることになります。どんな散々な目にあっても(たとえお腹の中に飲み込んだダイナマイトが爆発しても)、キャラクターたちは次の瞬間にはケロッとしているという、そんなタフでドライな明るさは大いなる魅力だと思います。
                   1930年代から60年代にかけて、カートゥーンのための音楽を数多く手掛けた代表格がカール・ストーリングという作曲家です。昔の「トムとジェリー」を見たことがある人は、2人がくりひろげるスピーディーなドタバタ劇に、ピッタリとくっついてくるオーケストラの、緩急に富んだ音楽のイメージを覚えていませんか。ジェリーがヒソヒソとしゃべれば、ピアノが静かなメロディーを奏で、トムが悪だくみをたてると、ストリング・アンサンブルが不穏な和音を響かせ、ジェリーに一撃を食わされ、痛みで飛び上がったときは、ブラスセクションが絶叫し、追っかけっこが始まれば、フルオーケストラがものすごいタイミングで高速回転を始める。あまりに映像と音楽が一体化しているので、映像に音楽をつけたんじゃなくて、音楽に合わせてトムとジェリーが動いてるんじゃないかと錯覚してしまうほどです。基本的にセリフや効果音がないので、音楽自体がその役目を果たしてもいるのです。
                   「トムとジェリー」の監督はハンナ&バーベラというこれまたカートゥーン界の大物ですが、前述したテックス・アヴェリー監督作品になると、さらにペースの早さと狂ったようなナンセンスが極まった、エクストリームで一種アヴァンギャルドな世界を展開します。例えるならば、かわいらしい動物がラスベガスの舞台で、ブラックなシェイクスピアと吉本新喜劇を同時に演じるみたいな(わかりにくくてすいません)。とにかく大変なおもしろさで、故にストーリング達による音楽も、多いにストレンジさを増しています。ショパン風のイントロの5秒後にはおどけたカントリーになり、モーツァルト的なムードを取り戻した直後にジャズがそれをぶち壊し、中国人が歌うオペラになだれ込んだと思ったら、アフリカンドラムの雨が降り注ぐ。これに「ボヨヨヨーン」「ブファファファファ」「パヒョーン」「ドカーン」といった効果音を加えれば一丁上がり、てな具合で。ディズニー・アニメの音楽が「聴くロマンティックなアクション」だとすれば、ストーリングのカートゥーン・ミュージックはまさに「聴く漫画」と言えるでしょう。
                   ディズニー作品がまさに「子どもそのもの」な、無邪気さ無垢さを守りとおしている点に対し、アヴェリー的なカートゥーンには、猥雑さにちょっとした悪夢、そして現実な毒があるといえるでしょう。時として過剰なナンセンスとアヴァンギャルドの含有率に、ちょっと抵抗を感じる人もいるかもしれません。でも子どもこそがナンセンスとアヴァンギャルドの真の理解者であるはずだし、そこにこそ子どもたちが新しい感覚を知るために開くトビラがあると、僕自身は感じているのです。そのトビラはこんな音をたてて開くでしょう。「ボヨヨヨ〜ン」。(2011年2月)



                  イラスト、デザイン、文:梅村昇史
                  | UMDK梅デ研 | 15:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  こどもミュージック連載
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                     息子が生まれた翌年の2011年の1年間、へるす出版(主に医療関係書を手掛ける)刊行の『小児看護』という雑誌で連載の仕事をしていました。タイトルは『こどもミュージック』。当初は、本来子ども向けの音楽として流通しているのではない音楽作品から、子どもにとって「おもしろ」な出会いがありそうなディスクをガイドする、という主旨でいこうと思っていたのですが、その方向は残しつつわりと真っ当に「子どもと音楽」について考えるという内容になりました。自分なりに、ではありますが。
                     

                     
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                    こどもミュージック第1回「子どもが出来たら、やっぱディズニー」
                     
                     みなさんはじめまして。まずは自分の事から。2010年8月に男の子が生まれました。お父さん一年生と言うか、まだまだ一年生にもおよばないお父さん「赤ちゃん」のワタクシです。普段はこよなく音楽を愛し、おかしな奇声やノイズが不協和音と激突する珍妙なロックや、トランペットやサックスからツバが飛んできそうなグッシャグシャなエレクトリック・ジャズなどを好んでは聴いています。でも、これから子どもが大きくなるにつれて、わが家のスピーカーから流れる音楽は、子どものためのBGMが大きな割合を占めることになると思われ、今まで家の中の空気を震わせていた「わけのわからん」音楽は、イヤホンを通してお父さんの耳にダイレクトにひっそりと送り届けられる事になるでしょう。
                     とは言え、出来ればわが子と音楽を楽しむ機会を共有したいというのも親心。「わけのわからん」ものも含めて、子どもにとって何か「おもしろ」な出会いになるような音楽について、この場をお借りして、自分なりに思いを巡らせていきたいと思います。以上、ここまでこの連載のイントロダクションでした。

                     ところで、みなさんはディズニーランドには何回行ったことがありますか?。僕自身はいままで一度もディズニー・ランドに行ったことがありません。ディズニー映画は1981年以降の作品はほとんど観ていないという、現代においては極めて非ディズニー的な人間です。とくに理由はないのですが。でも子どもができて、今、本格的なディズニーとのおつき合いがはじまるのではないかと予感を感じているところなのです。というわけで今回はディズニーの音楽について少し。
                     なんて言いながらも、実は子どもの頃はテレビで放送されたアニメ作品は結構積極的に観ていて、サウンドトラックのレコードは昔から持っていたりするのです。1973年にディズニーの50周年を記念して発売された、"50 happy years of disney favorites"というレコードは結構愛着のあるアルバムです。これは当時までの黄金時代ともいえる映画の楽曲をあつめた名曲集で、あらためて聴くととんでもなく素晴らしく、「ピノキオ」「白雪姫」「ジャングルブック」などなど、良いメロディーと編曲が惜しみなくつめこまれています。20世紀のアメリカの最も素晴らしい置き土産といいたくなるような、深みとワクワク感があり、何より心がなごみます。サービスに徹した、ある意味シリアスなエンタテインメントとも言え、子どもに聴かせるのがもったいないくらいです(なにか矛盾したことを言ってますが)。
                     ウォルト・ディズニーは音楽家ではありませんが、音楽を映像と結びつける天才だったという点で音楽に対して多大なる功績を残したと言えます。そもそも映画に音がつくというトーキーという技術自体がディズニー映画によって発展したわけですしね。アニメ映画のトーキー第一号は1928年の『蒸気船ウィリー」という短編作品で、これはミッキーマウスの初登場作品でもあります。画面の中で、いろんなヴォードビルソングを歌いながら動きまわるミッキーの身のこなしとテンポにぴったり合わせて、オーケストラも飛びはねるような音楽を披露し、ミッキーのデビューを華やかに演出しています。短編アニメの伴奏と言えども、ここにはオーケストレーションの豊かな響きがあり、クラシック音楽ではあまり味わうことのできないスピード感とユーモアにあふれた素晴らしい世界があります。以後この映像と音楽が踊るように寄り添う手法は長篇へと発展し、ハリウッドではこの技術を「ミッキーマウジング」と呼ぶようになりました。
                     まだ立ってもいないわが子ですが、こんな音楽を聴かせたら、心の中でピョンピョン飛びはね、世界を駆け回り、空を飛んだような気分を味わってくれるんじゃないかと、勝手に想像しているところです。息子よ、その気分の高まりこそミッキーマウジングだ。そして近い将来、親子ともどもディズニー・ランド初体験を果たすんだろうか。(2011年1月)
                    イラスト、デザイン、文:梅村昇史
                    | UMDK梅デ研 | 22:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
                    『梅家は“やっぱり”保育園がお好き?』雑誌エデュカーレ(第72号)連載
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                      保育者のための雑誌エデュカーレの連載イラスト&エッセイです。
                      今回は友人を取材して「保育園の退園」話をかきました。

                      待機児童がゼロになることは、みんなの願いではありますが、


                      保育の“質”が一定して安定していることが、だいじですよね〜。

                      そんなことをしみじみと感じる友人のお話でした…。

                      状況をきちんと克明にお話ししてくれた友人に感謝!

                      このブログでエデュカーレの連載はたびたび紹介させてもらっていますが
                      今回ははじめて本文も載せてみます。


                      umeke

                      気になるのは、まず保育園側の保育方針がまずあって、子どもにそこに慣れてもらうやり方でまわっている感じがするところ。
                      子どもの心に寄り添えていないのって、必ずしも保育士個人のパーソナリティーによるところだけじゃないと思うし組織がきちんとそのことに対峙できていないですよね〜。




                      そうそう、ウチは子どもが7カ月から、保育園に通っていますが、職員みな、子どもと、その親やお迎え者の顔を速攻で憶えてくださってこれは驚きです。なので、ここではおばあちゃんが、“自分がだれのおばあちゃんか、よくわかられていない気がする”というところが、保育園通わせママである私としては、非常にネガティブなインパクトです。実際はどうかわかりませんが、お迎え者にそう思われているというのはどうなんでしょう。そんなわけで、ここを絵にしました。

                      雑誌はこんな感じ↓

                      umeke

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                      本文

                      ルポ・ママ友が保育園退園を決めた理由(ワケ)
                      〜梅家のママ友、ゆきのとだいちゃん〜

                       今回は私の友人の認可保育園、退園話しです。
                       友人ゆきのは4月からB保育園2歳児クラスに通っていた息子だいちゃんを10月に退園させ、現在は2歳児から通える幼稚園に通わせています。
                       だいちゃんは今通っている幼稚園には泣かずに登園し朝から楽しく自由に過ごしているそうなので、心底よかったけれど、B保育園ではとにかく退園するまで毎朝、爆泣き! こういったことに対して、半年たっても先生との有効なコミュニケーションが得られない。2歳児クラスは30人いて、4人の担任は忙しく働き、常に余裕がなさそう。そのことに問題を感じて、園長や副園長に意見を言ったこともあったようで、その後補助の職員が増えたりもしたらしいが、それで何かが変わることもなく…。
                       ゆきのさん、「私と、息子がこの保育園に向いていなかっただけ。」と言っていましたけれど、せっかく待機から入園が決まって楽しい保育園生活のはずがねぇ。私にとっては大好きな保育園が“決まりごとばかり、そして窮屈”な場所と思われたかなぁ…と思うと、少し残念な気がします。それにしても、いろんな保育園があるようですねぇ。

                      プロフィール
                      渡辺千春。職業:東京都在住イラストレーター。0歳時クラスからの保育園利用者。息子と、夫のウメと3人暮らし。認可乳児園から現在のトヨマチ保育園に昨年度、転園。ただ今、4歳児クラス在籍中。
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                      雑誌エデュカーレ
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                      イラストと本文:渡辺千春




                       
                      | chiharu | 16:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
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